糖尿病が一度発症したら一生付き合っていかなければならない」
という話を耳にしたことがあるという方もたくさんいらっしゃるかと思います。

たしかに、乱れたインスリンの分泌が正常化するということは
難しいでしょう。
よって、一生の付き合いとされていますが
しかし、血糖値に着眼点を置き血糖値が正常になるということを「治る」
と見るならば、糖尿病は治せる。といえます。

血糖値は食事療法や運動療法などで正常になるということは、ご存知の通りですね。

血糖値を正常にさせる方法として最もわかりやすく効果的なのは
適正な体重を維持することだと言われます。

糖尿病を予防するため=血糖値を適性水準に落とすために、
まずお奨めするのが適性な体重を維持しておくことです。

それは血糖値の上昇には肥満が大きく関わっているからです。
太りすぎて内臓に脂肪がたまりメタボリックシンドロームになると
アディポネクチンなどの分泌が減り、
代謝をコントロールすることができなくなってくると言われています。

糖尿病などの生活習慣病には「運動」が効果的だということは広く知られていますね。
適度な運動が代謝を促し脂肪を減らすことにつながるからです。

運動は嫌い、運動する習慣がない、運動する時間がない、
そういう多くの方にお奨めしたいのが無理のない運動、「ながら運動」です。

テレビを見ながら、通勤の途中で、会社の中で、など日常の中で行えるもので、
スポーツウェアに着替えるなどの必要のない「ながら運動」によって
体を動かす癖をつけることが血糖値を減少させることにつながっていくからです。

例えば、家でテレビを見ている時、座らずに立って見ることです。
もちろん二時間の映画をずっと立ちっぱなしで見ろということではなく、
10分でもいいので立って見ることをお奨めします。
ただ立つというだけでも体にとってはとてもいい運動になるということが
言われています。

専業主婦があまり運動らしい運動をしなくても、
家事に忙しく立ったり、座ったりを1日の間に何度も繰り返すことが
非常に体にいいということが報告されていることからもわかります。

ただ立っているというのは以外に難しいものです。
そこでお奨めするのが立っている時間に
軽いスクワットをする習慣をつけるというものです。
スクワットといってもレスラーやスポーツ選手が行うように
お尻をかかとにつけるような深いスクワットでなくてもいいのです。

ひらがなの「く」の文字くらいに、
軽く膝が曲がる程度のスクワットを行いましょう。
運動不足の方でも、このくらいのスクワットであれば、
息が上がることなく100回くらいはすぐにできてしまいます。

息が上がるようなスクワットになると効果は大きいと思われるのですが、
継続することが難しくなります。
翌日筋肉痛に悩まされるようなスクワットではなく、
あくまで軽い屈伸に近いものだと負担が小さく継続しやすくなります。

重要なのは毎日継続できることです。
テレビを見ながら、新聞を読みながら、会社の休憩時間などのちょっとした時間を
スクワットにあててみてください。
例えばテレビで天気予報を見るとき、
コーヒーを入れて待つ間にスクワットをすることに決めるというのはどうでしょう!?
気がついたときにこのスクワットを習慣にすることができれば、
糖の消費に効果があるはずです。

ついでに、階段は下りよう!

東京大学大学院の石井直方教授によると階段を下りることが
糖の消費に良いそうです。
実際、階段を上るとそれなりにきつく感じるので体には良さそうに思えます。

しかし、糖の消費には階段は上がるより下るほうが効果的なのだそうです。

筋肉には持久力をつける「遅速繊維」と瞬発力に優れた「速筋繊維」
という二種類の筋肉があり、階段を下りるときには落下する体を支えるために
「速筋繊維」が働くのだそうです。

この「速筋繊維」が働くときはブドウ糖が多く消費されるため、
階段を下りるという運動はとても良いのだそうです。
例えばオフィスが5階にあるとしたら毎回階段を上ると息が上がって
仕事に差し障るかもしれませんが、
下りだけならできるのではないでしょうか。

明日から駅や会社の階段は上らずとも、積極的に下りるようにしましょう。

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